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2020.04から、運用資産60万円からの投資スタート。資産額が小さい者には人権が無いのか?自分で確認してみたい。米国株と少し日本株。

【2020年、弱小投資家かぶぴの投資年表】自己紹介1 ~60万円で投資をはじめたかぶぴ、30%の損失を取り返すために~

自身の投資を振り返るために、1年未満の投資歴をレビューしていきます。

投資元年である2020年度は、失敗の数々でした…。歴史的に見てもイージーな上昇相場にも関わらず、実現損益はマイナスでフィニッシュですから。

コロナ暴落後に投資を始めたにも関わらず、一時は実現損益マイナス30%となったことも。

そんなボロクソの投資元年での3つの学びを、先に示しておきます。これらはそれぞれ記事にする予定です。

 

3つの学び(2020)

  • 一攫千金は難しい、市場のライバルたちは実に賢い
  • 自分をよく見て!理想の握力と現実の握力
  • 投資はメンタリズム、リスクは安眠できる範囲で取る

 

今回は、第1回目。わたくし”かぶぴ”の投資年表です。

 

2020.03 機会損失

貯蓄から資金調達(60万円)。コロナショックで下落した株式市場を見て投資を始めようとするも、取引暗証番号を忘れ、再発行手続きで1か月ほど待つことに。

 

2020.04 絶好の機会を逃す

投資手法:バリュー?株(知っている銘柄、割安っぽい、Yahoo!掲示板で強気)

2020.04.07 初めて日本株を買う。日本水産を100株。

続いて楽天ソースネクストJFEスチールなどを買う。買ったのは個別株。元手が少ないから、単元で安く買えるものだけ。

初めての投資経験で、貯蓄をすべて個別株に突っ込んだ結果、数分おきの値動きが気になって仕方ない。

ああでもない、こうでもない…と銘柄を毎日入れ替えまくる。

結局、ビギナーズラックなどなく4月が終わった。

いきなり個別株に手を出した結果、インデックスに大きく出遅れた。

当時の日経平均株価は、3月に大底となったところからの回復途中で、投資機会は良いように思った。日経平均は、1か月で18000円から22000円に戻るなど、投資タイミングは的確に思った。インデックスに投資するだけで、月間利益は約20%となるイージーな相場だった

それなのに、私の個別株たちは振るわなかった…。

2020.0428 初めて米国株を買う。(楽天証券が米国株を扱い始めたため。$PYPLを120USDで1株約定。)

 

2020.05 大失敗の序章 

投資手法:テーマ株(コロナ思惑が強い、割安っぽい、Yahoo!掲示板で強気)

大きく勝ちたくなった。インデックスに劣後した分をすぐに取り戻したかった。

日本株75%米国株25%ほどの運用。銘柄を作新し、テーマ株(耐コロナ思惑銘柄)にも資金をシフト。

日本株では、ウェーブロック(透明ビニールシートの会社)やランサーズ(フリーランス事業)、無印良品など。

無印良品は利が乗ったが、他は激しい値動きに耐えられず、大損撤退。そうしているうちに無印良品も微益で利確した。怖かったから。ずっと持っていれば、2バガーだったのに。

米国株はグロース株をつまみ始めた。じっちゃまの放送を見始めた。$CRWDも購入。しかし、激しい値動きと赤字なのが怖くなって売る。今見返すと、良い買い場で買っていたが当時のポンコツな私には握力などなかった。

結局、-15%ほどで5月を終える。

 

2020.06 終わってみれば焼け野原

投資手法:ワクチン株、テーマ×バリュー株(コロナ思惑が強い、割安っぽい、Yahoo!掲示板で強気)

60万円+初任給で80万円強すべてをぶちこみ、個別株を運用。握力はなく、数分おきに株価の上下が気になる毎日

相変わらず思惑株とテーマ株志向。低PER、優良銘柄、株主優待も良い、長期で見れば2バガーなんて簡単では?といったYahoo!掲示板のコメントをもとに、国際石油開発帝石を買いあさる。自信を無くしては売り、やっぱり良いとなれば買う日々。

一つ覚えのように、帝石を売る、買う、売る…を繰り返した。

そして微益微損を繰り返し、80万強を60万ほどまで減らす。

この時点で実に-25%ほどの実現損。もう後には引き返せないように思えた。

 

2020.06下旬 この時、米国株は少し利が出ていた。そしてワクチン銘柄がプッシュされていた。後の利益を考えたら、べらぼうに安い、と…。

ここで、ワクチン銘柄で一気に巻き返そうとした

当時、イノビオがワクチン開発するかも?と吹いた。ここで乗った。

結局、買い増しの過程で大きいポジションで高値掴み。大損を残して撤退した。

ひどく落胆した。自分は、なんて投資が下手だろうか、と。

この時点が最悪の損失額だった。結局、イージー相場を無駄にして、総投資額を-30%になるまで実現損を積み上げた

 

2020.07 書籍に学ぶ、そして日本株から米国株へ 

投資手法:米国の連続増配株

証券口座を見たくなくなったが、市場からリタイアすることが一番の損失になると思った。でも、そこで一念発起して、投資本を読み漁るとともに、根拠をもったトレードに取り組むこととした。

そこで、連続増配株に目を付けた。詳細は割愛するが、長きにわたって増配を続ける銘柄であれば、安心して比較的長く持ち続けられると思った。

$CSCO、$CNQ、$PBCT、$JNJなどをメインに、$MSFT、$AAPLなど大型テックも買った。

ちなみにインデックス、ETF等は全然買わなかった。バランス、リアセットロケーションのことなど大して考えなかったのだ。

とはいえ、地合いの良さも相まって、利を乗せつつあった。

 

2020.08 米国グロース株へ

引き続き、バフェットやピーターリンチ、ミネルヴィニといった著名投資家の著書を読み漁る。PERやPSRといった内容をここでやっと学ぶ。引き続き少し益が出ていた。

そして、そもそも投資元手が小さいために配当のインパクトがかなり小さいことに気付く。配当を当てにするのは、入金力をもってから取り組むべきという考えに至った。

結局、グロース株比率を高める。$FBなどの大型テックや、好決算連発の$OKTA $ZM $PYPLなど。

 

2020.09 脳死の信者、じっちゃまPFを組む

投資手法:じっちゃま崇拝

バリュー、グロース、連続増配、テーマ、などなど…いろいろ当たったが、すぐに損はリカバリーできなかった。

結局のところ、損をしないことよりも損を取り返すことのほうが、よっぽど難しいと感じた

当時、じっちゃまこと広瀬さんが推奨する銘柄はキラキラして見えた。もういっそのこと、じっちゃまが推奨した銘柄で埋め尽くしてやればいいと思い、脳死で実際にじっちゃまPFを組んだ

当時の約定履歴を見ると、$TPR、$CS、$DAL、$CRWD、$DOCU、$OKTA、$PLUGなどを買っている。

これらは優良銘柄であるし、実際持ち続ければ良かったといえる。当時の買値を見ると、安いと感じる。

だが、所詮は他人の推奨銘柄に脳死で乗っているだけ。根拠が乏しく、そこそこ値下がりすると狼狽売りした。それでも、一部はグングン株価上昇し、トータルではプラスの月だと思われる。

 

ユニティー($U)の上場は、エキサイティングIPOだった。

IPO当日、夜中に起きて、PFの約30%をかけて$Uに大きなポジションを取った。じっちゃまの「買って!」コールとともに。

これは実際、短期で+30%ほど上げ、利確した。米国株の実現損を、一度で取り返した…ように思えた

 

2020.10 自我が芽生える、グロースにフルインベストメント

投資手法:グロース株+じっちゃま崇拝

ユニティの利確により、ドルベースでは実現益がプラスになった。

どういうことかというと、米国株を円貨建てで頻繁に売り買いしたため、為替手数料と取引手数料を大量にとられた

(当時は楽天証券のバグかと思っていた)

ユニティで、グロース株投資に自信をつけた。一方で、頻繁な売買はよくないと思い、自分で情報収集、思考して長期ホールドする戦略にシフトしようとした(が、できなかった。)

じっちゃまを追うだけでなく、他の米国株投資家のツイートを追った。$FVRR、$PTON、$SEなど、じっちゃまから推奨が出たわけではない銘柄も良いと思って買った。

大統領選の影響で軟調な時もあったが、それでも地合いが良く、投資思考にはやましいところがあっても利が乗った

このころからワクチン承認の下落に備えるように警告があったように思う。インデックスETFも買い始めたが、「自分は握力がバリバリある!短期の下落は長期の上昇で埋もれる!」と思い、PFの5%程度で、ほぼ個別株だった

この時はインデックスをアウトパフォームできる!と確信していた。手数料を払いながらコロコロ銘柄を入れ替えて、グロース株を組み込んでは悦に浸るようになった。とはいえ含み益は積みあがっていた。

 

2020.11 ワクチン承認、焼け野原。含み益から含み損へ

投資手法:グロース株→サテライト方式へ

ワクチン承認が市場予想より早く到来。これに伴う長期金利上昇によりグロース株が全面焼け野原。

My PFも大炎上し、一転して含み損に転じる。寝て起きると資産が減っており精神を擦り減らす日々。ユニティで実現した利益も焼き尽くされた。フルインベストメントのため、追加入金はできなかった。

握力も持たなかった。いつまで下落が続くのか、インデックスを主軸にすればよかった、と後悔し続ける

止む無くPFを大改革し、個別株を多く損切りして、インデックスを大きく組み込み始めるインデックスを主軸としたサテライト方式へ移ることに。

 

2020.12 サテライト戦略へ

インデックスを主軸にしたサテライト戦略を試みるグロース株は持つが、自身の許容リスクにあった保有量に調整することとした。

結果としては…よっぽど自信のある個別株や、そこそこ大きいETFでPFの10%まで。そこそこ自信がある程度でPFの5%まで、テスト株は2万円相当まで、というルールを取っている。

PFに占めるインデックスETFと投信の割合が10%、20%と着実に増えていく。

(なお、今後の入金力を鑑みて、今もインデックスの割合は少ない。)

自身のある銘柄が揃ったほか、インデックスの安定感を享受して値動きに動じなくなる。

自身の許容リスクを踏まえ、安定して保有できるPFに移行しつつある

 

2021.01 現在に至る

 

2020.04-12の資産推移

投資開始時の運用額は60万円。今は150万円弱。(およそ2.5倍)

実現損益はマイナスですが、運用額は2.5倍ということで、「資産が少ないうちは入金力がモノを言う」ということなんですかね。

 

過去最大の実現損は、運用額85万円からの-25万円。(日本株17万、米国株8万)

これは-30%の損失を意味します。なんと投資センスの無いことか…

※FX、仮想通貨、レバレッジ等やっておりません。すべて現物の株取引で叩き出した損失です。

 

2021.01現在、実現損は-10万円。

これに対し含み益が14万円。

今利確すると、実現益に持っていける状態に。

 

ここまで来るのに長かった…でも安心できません。あくまで時価、確定した利益ではないのですから。それでも、ここまで持ってこれたのは、市場からリタイアしなかったから

学び、間違いながらもチャレンジし続けることの大事さを学んだ気がします。