【神決算と株価リターン】神決算は本当に高パフォーマンスをもたらすのか
【前書き】
神決算を叩き出した企業の株価が本当に高パフォーマンスを発揮するのか、気になる方は多いかと。
熟練投資家の方々が考察・発信していたので、これをまとめ、自身の糧にします。
【1.神決算は株価上昇に効きそう?】
NUKさんの第一次調査によると、神決算は大きな株価上昇をもたらしそうという結論に至ったそうな。
アキさんに話題に出していただいたのでここぞと宣伝します😆
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月5日
株価はいつ上がるのか?を2020年の代表的な銘柄から分析してみる - ぬくブログ https://t.co/uoCMx8mbjs
神決算と株価のパフォーマンスの関係性についてがっつり分析してみました!
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月7日
決算はかなり当てになる、ということが言えそうな結果が出たのでぜひご覧ください😆
神決算は株価の伸びにつながっているのか? - ぬくブログ https://t.co/EHhwqe6UsS @nukkunnuk
ぬくさんの記事はいつもよく分析されていて素晴らしいhttps://t.co/ouNzxjPZCm
— KEN@長期風投資〜握力強化中〜 (@ken_invest_) 2021年2月7日
また、上記のような記事もあるし、売上高成長率は重要な要素
短期ほど、マルチプルの拡大の影響が大きくて、長期ほど売上高成長率の影響が高いです https://t.co/RBrM6WVID0
ブログの中では、神決算は織り込まれるまで時間がかかると書いてありましたが、神決算により期待値が上がる→マルチプル拡大ということが起きているのかも
— KEN@長期風投資〜握力強化中〜 (@ken_invest_) 2021年2月7日
マルチプルの拡大余地のある企業
— KEN@長期風投資〜握力強化中〜 (@ken_invest_) 2021年2月7日
継続して売上高が拡大しそうな企業を買うことが大事だなと思ってます
めちゃくちゃ参考になりました。
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
売上成長率の良かった銘柄を決算「後」に愚直に勝ってもパフォーマンスは良い、ということから、敢えて決算ガチャをする必要が無いことが分かります。
高視聴率銘柄は決算前後で大きく株価が変動するので、敢えてそれ以外を狙うと良さそう。 https://t.co/Q9sJ6BLFqA
なので
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
・既に持ってる銘柄→ポジションが大きければ決算前に利食いしてポジション整理。その時点で含み損なら精算。決算が良ければ再度買い直し/買い増し
・狙ってる銘柄→決算近ければ決算待ち。決算遠ければ、前回の決算がどこまで織り込まれたか判断。
が基本戦略となりそう。
決算の区切り(3ヶ月)単位でスタメンを入れ替えるかどうかを考える癖を付けることで、中長期的な視点を養い、つい、細かく売買してしまいそうになる感情を抑えていきたい。
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
後、コンセンサスを考慮に入れなくてもいいかもしれない、という結論も面白い。
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
所詮、コンセンサスはアナリストや会社の思惑に過ぎない。売上・利益・EPSという数字こそが企業の価値を表している事を再認識。
今回の分析は直近10月ー2月なのに、こういう"分かりやすい"結果になったのも意外だった
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
というのも、特にこの1ヶ月は小型銘柄を中心に「モメンタムが全て」みたいな風潮だった。けど、結局、3ヶ月くらいの中期視点に立つと、「ファンダの良い銘柄を素直に持つと良い」という結果に落ち着くのか、と。
というわけで、毎日の「上がった下がった」に気を取られる事なく、決算の良い銘柄を信じて次の決算まで握り続けましょう、という初心を思い出させてくれる分析でした。(あれ、この結論、じっちゃまが口酸っぱく言ってることでは😂😂)
— ろみ@米株エンジョイ夫婦 (@uni_bun) 2021年2月7日
ここでのポイントを列挙。
(個人的所感)
・神決算はやはり株価上昇に効く
・決算後に乗っても十分間に合う
・コンセンサス予想はあまり効いてないかも
→純粋に企業の売上、EPSなどの伸びを見る
じっちゃまこと広瀬氏の言葉
「好決算は抱いておいて!」
も、真実味を帯びてきますね。
こちらも参考になりました。
アナリスト予想と実績のGap率と株価の相関調査を進めているのですが、ざっくりの傾向として
— 梅木雄平@ハイテク株🐱投資家 (@umekida) 2021年3月1日
・Gap率10%以上の対象サンプル数18
・次回決算までに決算直後→直前の株価が+50%になる割合33%
・同条件で+20%以上77%
2月下旬の下落もありましたが、Gap率10%以上を叩き出した銘柄の決算後inは勝率高そう
しかし、鵜呑みにしてはいけません。
そのことを数名の方が指摘してくださっているので、手っ取り早く引用させていただきます。
とにかく、売り上げ成長率だけみときゃいいのか!というほど、単純ではないと考えられます。
【2.神決算は本当に株価上昇に効くのか?】
Dr.BIZさんのツイートには、共感できる点が多いです。
これは「ディスり」ではないので注意が必要です。
科学の分析においては、「反証」は非常に重要です。
まあ株は科学ではありませんが…
投資家は自分の資産を賭しているわけです。
科学と同様に緻密なロジックを組む姿勢を適用すべきと思います。
NUKさんの非常に面白いデータ取り。
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
⚠️ただみなさんの反応をみるに気をつけなければならないことをいくつか挙げたいと思います!
(ごめんなさいねNUKさん決してこの記事のディスりではないです)
僕も一応サイエンティストの端くれなのでバイアスというものはかなり考えます。
続く https://t.co/Hl3oSf9kX9
続き①
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
解釈する上での注意点を
箇条書きで述べると
・対象期間 の相場が強すぎる
→AとBのVSで結果の妥当性を評価するには様々な期間の検証が必要
・(NUKさんの前書き通り)
売上 EPS ガイダンス外したかどうか?
→決算を外したかどうかが含まれていない
続く
続き②
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
→決算外した銘柄とそうでない銘柄の反応の差は不明である
実際は外すと、結構爆下げしますよね
・表にある通り売上高成長が上がれば上がるほど結果も上がるわけではない
続く
続き③
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
まとめると個々ではなく、平均でとっているため「決算の良し悪し」との関連性は見えてこないってこと
「高い売上高成長率」があり「決算を外した郡」「外してない郡」 で検証すると違った結果が得られるかもしれない。
が、外野から言うはやすし、この検証ははっきり言って困難。
続き
続き④
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
ある意味この検証結果というのは
昔から言われる
「売上高が成長続けている株を買え」「収益性を重視しろ」
「ちゃま式の良い決算」
ヤスさん式で言えば「高売上高成長率・PSR・粗利でみる」
とか様々なものとVS もしくは前者を裏付ける検証だと思います。
続き⑤
— Dr.BIZ🇺🇸フォース株・雑コラ (@Biz_zatukora) 2021年2月8日
NUKさんご自身が書かれていますが、
これを読んで、
🔰「良し!売上高成長率高いの買えばいいんや!」
→非常に危険です。
必ずこれをキッカケに自身で反証した方が良いと思います
なぜこんな水を刺したのか?
下 リアフレからのLINEです pic.twitter.com/pp3gi6IkRV
活用するも、逆に損をするきっかけになるのも、自分の解釈次第と言えそうです。
ただし先のNUKさんのような分析を自分でやろうとすると、大変骨が折れる作業です。
活用の道は、たくさんあると思っています。
売上高成長率と株価の関係性についての分析記事📝
— 投資カピバラ@米国株🌿&👩❤️👨投資家 (@Capybara_Stock) 2021年2月8日
NUKさん、素晴らしい記事をありがとうございます!
多くの方が指摘しておられるので私が言うまでもないですが、
「好決算は株価爆上げの(おそらく)必要条件」なのであって、「十分条件」ではない点に注意⚠️ https://t.co/1KO0rWKEJb
NUKさんも再検証されておられます。
すると、株価上昇をけん引したのは、爆謄した銘柄の寄与が大きそうだったとのこと。
今回は優位な相関がみられなかったそうな。
コラムとして、「個別銘柄で見えなかった相関関係が、なぜグルーピングしたら見えてきたのか」について追記しましたので、よかったらご覧ください。
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月7日
ちなみに私は統計学をちゃんと勉強したことがあるわけではないので、「多分こういうこと」というくらいですが笑
先ほどの記事、Groupの決算とパフォーマンスの相関関係を見るにあたり、Group10(一番好決算)の影響がかなり大きいのでは、というご指摘がありました。
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月7日
結論を言うとその通りです。10のサンプルだと1つの外れ値の影響は大きいですね…。https://t.co/fsjbPLsowa
なので、今回の分析結果は参考程度にお考え下さい。
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月7日
相関係数は、便利なのですが、サンプルサイズを確からしさにうまく反映できないのが難しいですね。
より精緻な分析を求めて精進します。
とりあえず速報します。
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月8日
この記事と同じような分析を、1期前の決算から直近の決算までのパフォーマンスでやってみたところ、結果が異なりそうです。
まだ深堀の必要がありますが、決算とパフォーマンスの間に相関関係はほぼ見られなさそうです。
また結果がまとまったらご報告します。
ブログにまとめました。https://t.co/DAkNDn5BPb
— NUK(ぬくりおん)@米国株投資 兼 経営コンサル (@nukkunnuk) 2021年2月11日
この姿勢を見習いたいです。
私もどこかのタイミングで追検討したいところ。
本日は以上となります。
それでは、引き続きパフォーマンスの向上に努めましょう。