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2020.04から、運用資産60万円からの投資スタート。資産額が小さい者には人権が無いのか?自分で確認してみたい。米国株と少し日本株。

【2021年 米国株への投資戦略】注目セクター、銘柄とそのロジック ...1

2021年以降も、インデックス投資をアウトパフォームする投資指針を目指します。そのために勉強してみました。理解が間違っていたら、教えてほしいです。本テーマは、数記事にわたって連載を予定しています。

まず、冒頭にて結論を簡潔にまとめます。ロジックは、追いたい方が追っていただければと思います。 (そもそも、なぜ”米国株”を対象にするか?日本株などはダメか?という、よりマクロな視点は省きます。)

 

まず私は、2021年以降の米国株投資において下記テーマに着目します。

 

クリーンエネルギー

資源

ヘルスケア

 

より具体的に述べると、次のようなETFおよび個別株に投資しています。

 

【クリーンエネルギー】

$ICLN   クリーンエネルギーETF

$QCLN   クリーンエネルギーETF

 

【資源】

$RIO   鉱業(鉄鉱石)

$FCX   鉱業(銅鉱)

$SBLK  バラ積みコンテナ船

 

【ヘルスケア】

$INMD  非切開整形

$RPRX  製薬ベンチャーキャピタル

 

 

本記事では、まずマクロの視点を”米国株市場”に向け、この範囲でのロジックを説明します。

米国の、足元の状況はどうでしょうか?コロナ真っ只中です。まともに外を出歩けず、日々感染者は増加する一方です。端的に言うと、最悪な状況です。

これを打開するのは、”財政支出”です。2020年の株式市場のチャートを見るべきです。参考にSP500のチャートを示します。健全に経済が回らない…。こんな時には国が国民を手厚く補助し、経済の破綻を回避しようとします。巨大な財政支出のおかげで、3月のショック以降急速に株価は回復し、現在は新高値付近をウロウロしています。

 

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なぜこうなるか? 財政支出により世界に存在する通貨総数が多くなったため。端的に言えば、”おカネの価値”が薄まっています。企業の本質的価値が変わらぬまま、通貨が安くなれば、相対的に株は高くなります。

この傾向は続くでしょう。まだまだ足元の経済は最悪。補助を求める人は、本当に多くいます。手厚い補助が、また成されると考えてよいでしょう。

つまり、株高の傾向は続くことが予想されます。問題は、 ”どこに資金が向かうか? ”です。

これを紐解くには、財政を動かす政権を見るのが良いでしょう。現在、政権はどうなりましたか?大統領は民主党のバイデン氏となり、上院・下院共に民主党が押さえました。

この状況は、トリプルブルーブルーウェーブ、などと称されるようです。民主党の意向が、議会を通りやすい状況です。

ここでバイデン大統領の公約を振り返るべきです。

 

もみあげさんのツイートを引用。インフラ、ヘルスケア、対中国 に対する優遇措置が読み取れます。すなわち、ここに資金が流れる可能性は高いです。

これは別記事にする予定ですが、これも関連するものとして中国株に対する姿勢も強気ですが、今回は飛ばします。

そのほか、クリーンエネルギーに対しても言及があります。

バイデン氏は、気候変動対策として、化石燃料→クリーンエネルギー のシフトを試みると考えられます。参考記事は下記。

jp.techcrunch.com

 

すなわち、政府が資金を投じて支援する可能性が高い分野として、

 

クリーンエネルギー

資源

ヘルスケア

 

が目立つのです。

 

参考に、下記ツイートをご覧ください。みずほ証券がまとめた、9月末~10月頭のセクター別騰落率です。(対象:SP500)

この時期は、ちょうどバイデン氏が大統領になるか?という思惑が出た時です。金利がこれに反応して上昇し、今後の相場を先回りする動きが起きました。

市場より高い順に、以下の通りです。

 

公共事業、金融、不動産、素材、資本財、エネルギーヘルスケア、必需品、(市場平均)、情報技術、通信サービス

 

今回、私がピックアップした分野はパッと見で中位くらいですが、妙味があるのはここだと思います。上位のセクターは上がりすぎているうえに、直球すぎるのです。

どうせ投資するならば、テーマの推進に不可欠 かつ 上値余地がある ところを目指すのが良いでしょう。

 

【まとめ】

今年も米国ではおカネの価値が薄まり、株高が続くと考えられる。

財布を握る政府は、トリプルブルーで公約を推進しやすい→該当セクターが資金の行き先となる可能性がある。

具体的には、インフラ、ヘルスケア、対中国、クリーンエネルギーが挙げられ、ここに投資妙味があると予想できる。

 

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