【2021年 米国株への投資戦略】注目セクター、銘柄とそのロジック ...1
2021年以降も、インデックス投資をアウトパフォームする投資指針を目指します。そのために勉強してみました。理解が間違っていたら、教えてほしいです。本テーマは、数記事にわたって連載を予定しています。
まず、冒頭にて結論を簡潔にまとめます。ロジックは、追いたい方が追っていただければと思います。 (そもそも、なぜ”米国株”を対象にするか?日本株などはダメか?という、よりマクロな視点は省きます。)
まず私は、2021年以降の米国株投資において下記テーマに着目します。
・クリーンエネルギー
・資源
・ヘルスケア
より具体的に述べると、次のようなETFおよび個別株に投資しています。
【クリーンエネルギー】
$ICLN クリーンエネルギーETF
$QCLN クリーンエネルギーETF
【資源】
$RIO 鉱業(鉄鉱石)
$FCX 鉱業(銅鉱)
$SBLK バラ積みコンテナ船
【ヘルスケア】
$INMD 非切開整形
$RPRX 製薬ベンチャーキャピタル
本記事では、まずマクロの視点を”米国株市場”に向け、この範囲でのロジックを説明します。
米国の、足元の状況はどうでしょうか?コロナ真っ只中です。まともに外を出歩けず、日々感染者は増加する一方です。端的に言うと、最悪な状況です。
これを打開するのは、”財政支出”です。2020年の株式市場のチャートを見るべきです。参考にSP500のチャートを示します。健全に経済が回らない…。こんな時には国が国民を手厚く補助し、経済の破綻を回避しようとします。巨大な財政支出のおかげで、3月のショック以降急速に株価は回復し、現在は新高値付近をウロウロしています。
なぜこうなるか? 財政支出により世界に存在する通貨総数が多くなったため。端的に言えば、”おカネの価値”が薄まっています。企業の本質的価値が変わらぬまま、通貨が安くなれば、相対的に株は高くなります。
この傾向は続くでしょう。まだまだ足元の経済は最悪。補助を求める人は、本当に多くいます。手厚い補助が、また成されると考えてよいでしょう。
つまり、株高の傾向は続くことが予想されます。問題は、 ”どこに資金が向かうか? ”です。
これを紐解くには、財政を動かす政権を見るのが良いでしょう。現在、政権はどうなりましたか?大統領は民主党のバイデン氏となり、上院・下院共に民主党が押さえました。
この状況は、トリプルブルー、ブルーウェーブ、などと称されるようです。民主党の意向が、議会を通りやすい状況です。
ここでバイデン大統領の公約を振り返るべきです。
今日は米国株に最重要な大統領選挙の
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2020年9月6日
候補者の政策まとめです。
公式サイトを色々調べて拾ってきてるから安心してくださいな。
サマリーリスト見れば一発でわかると思うけど、じゃーどう考えればいいの?のヒントも会話形式で見やすくなってるよ!
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もみあげさんのツイートを引用。インフラ、ヘルスケア、対中国 に対する優遇措置が読み取れます。すなわち、ここに資金が流れる可能性は高いです。
これは別記事にする予定ですが、これも関連するものとして中国株に対する姿勢も強気ですが、今回は飛ばします。
そのほか、クリーンエネルギーに対しても言及があります。
バイデン氏は、気候変動対策として、化石燃料→クリーンエネルギー のシフトを試みると考えられます。参考記事は下記。
すなわち、政府が資金を投じて支援する可能性が高い分野として、
・クリーンエネルギー
・資源
・ヘルスケア
が目立つのです。
参考に、下記ツイートをご覧ください。みずほ証券がまとめた、9月末~10月頭のセクター別騰落率です。(対象:SP500)
トリプルブルー懸念が出たということで、
— かぶぴ@ 新卒弱小 米国株投資家 (@Stock_pi) 2021年1月6日
9月末〜10月頭の市場の反応をおさらい。
トリプルブルーの可能性で金利上昇、このとき上昇したセクター
2020.10.10 みずほ総合研究所調べ pic.twitter.com/Nl5Ds4xnBM
この時期は、ちょうどバイデン氏が大統領になるか?という思惑が出た時です。金利がこれに反応して上昇し、今後の相場を先回りする動きが起きました。
市場より高い順に、以下の通りです。
公共事業、金融、不動産、素材、資本財、エネルギー、ヘルスケア、必需品、(市場平均)、情報技術、通信サービス
今回、私がピックアップした分野はパッと見で中位くらいですが、妙味があるのはここだと思います。上位のセクターは上がりすぎているうえに、直球すぎるのです。
どうせ投資するならば、テーマの推進に不可欠 かつ 上値余地がある ところを目指すのが良いでしょう。
【まとめ】
今年も米国ではおカネの価値が薄まり、株高が続くと考えられる。
財布を握る政府は、トリプルブルーで公約を推進しやすい→該当セクターが資金の行き先となる可能性がある。
具体的には、インフラ、ヘルスケア、対中国、クリーンエネルギーが挙げられ、ここに投資妙味があると予想できる。